1.出血の恐ろしさ
ネットで『子宮頸がん 症状』と検索すると、結果の上位に必ず『不正出血』と言うワードが上がります。
そのままサイトに飛んで詳しく見てみると必ず、
「性行為時や性行為後に不正出血する様になる」と書いてあります。
(そりゃ出血しますよ、絶対に控えて下さい)
実際にはそんな行為が行える様な体調とは程遠いのが現実です。毎日出血しているのでフラフラ。
血液と浸出液が混ざった液体が出る為に量がとても多いのです。進行すると、オムツを使用する方がいいかもなと思う程の量になります。
トイレで力んだだけで出血するので、治療が終わるまでは、激しい運動や長時間の移動は控えた方がいいでしょう。
2.放射線治療の辛さ
放射線治療は別でもまた書きますが、子宮頸がんの放射線治療には3種類あります。
①お腹の外から照射する【外部照射】
②膣の中から放射線を当てる【腔内照射】
③腫瘍に針を指して内側から照射する【組織内照射】
②腔内照射を『ラルス』と呼び、②③を組み合わせた物を『ハイブリッド式』と呼びます。
この3つを組み合わせて放射線治療をしていきます。
私は②と③の治療を癌センター、①と抗がん剤治療は普通の総合病院でやりました。
ハイブリッド式は、鎮静剤と麻酔を使って通常は眠った状態で行います。
所要時間は5時間〜7時間位。(兎に角長い)
場所は、なんとCTの機械の中。
しかも下半身は裸のままです😳
CTの輪っかの中に、婦人科検診の格好で入りっぱなしになり照射するのですが、実際の放射線照射時間は10分です。
所要時間7時間の内、治療時間は10分なのに、他の時間は何をやってるのか?と言うと…
医師がCTの画像を見ながら、正確に腫瘍の場所を定めて、腫瘍にボールペン大の針をグサっと指しているのです。
確かハリの本数は約20本。(もっと少ない場合も)針を正確に刺し終わるまでに7時間も掛かると言う事で、医師にとってもキツイ治療なんだと思います。
(20本と言う数は、照射が終わって抜く時に先生達が数えながら抜いていて、その本数なので、実際には刺した針が20本ではなかったかもしれません)
兎にも角にも辛い!
終わった後もフラフラで辛い!
麻酔が効きづらい体質で、ほぼ7時間起きていたので、太い針をグサっと刺す度に「ぎゃー」と大声を上げていました…
しかも、下半身裸で。
心底苦痛としか言い表し様のない治療でした。
この7時間☓5回のお陰で子宮頸部の癌は今も再発なし。
腫瘍にしっかりと放射線が当たる様に、でも他の部位に当たらない様にと、細心の注意を払うので時間がめちゃくちゃ掛かるのですね。
つづく…。次回は抗がん剤について
余談
年明け、元旦におせち!が出ました!
噂には聞いて居ましたが、まさか食べる事になるとは…。
【プロフィール】
42歳、2022年秋に子宮頸がんステージⅢと診断される。骨盤内リンパ節2箇所に転移有り。
手術の適用外で、2023年1月から化学放射線治療(抗がん剤と放射線治療)根治を目指します。
プライベートでは2002年に一児を出産。現在独身。
【ブログ説明】
このブログでは、子宮頸がんになった時に起きた変化や、気づいた些細な事、又、初めての癌告知を通して知った事と、治療の事を記録しています。
【お願い】
『誰かの参考になれば…少しでも完治する女性が増えたら…1人でも安全に予防できたら…』
そんな願いを込めてブログを書き始めましたが、ブログの内容と症状を比べて安心せず、少しでも自分の身体に違和感や疑いを持ったら、直ぐに病院へ行って検査を受けて下さい。
躊躇する気持ちを押し殺して検査を受けて下さい。