yumchi's blog

子宮頸がんステージⅢ 初期症状からの記録

④子宮頸がん 出血【その1】

 腫瘍8センチ、大量出血

2022年の年末、急に出血が止まらなくなりました。

12月30日年の瀬。腫瘍からの大量出血を起こしてしまいました。

総出血量は大きいペットボトル1本分位、2リットル弱との事。止血されるまでの3日間は毎日輸血をして過ごしていました。

止血方法は、膣一杯にガーゼを詰めて圧迫止血。

私は一日中圧迫し続けて絶対安静の中、3日目にやっと落ち着きました。

 

そしてこの止血、めちゃくちゃ痛いんです!

ガーゼをパンパンに入れる時も、ガーゼを引っ張り出す時もめちゃくちゃ痛い!でも止まるなら、頑張ろうと、食いしばって耐えました。

 

止血前、大量の出血をしながらトイレで思った事は

「え?失血死の可能性⁉️癌で亡くなるってもっと違う感じだと思ってた!」でした…

私にとっては全てが想定外過ぎたのです。

 

『治療をしなければ一年未満で、癌を原因に死に至る』と、余命を告げられてから、私はどこか「癌で死ぬ」と言う事が、どう言う事かはイマイチ分からないけど、でも『何となく』受け止められて、しかも妙に冷静に『やるべき事』が頭に浮かんだりして、終始冷静でした。

 

とは言え告知された時はショックを受け、『まさか私が』と思い、泣き続ける事も有りました。

そんな時に思わぬ大量出血。

一気にリアルに引き戻され、死が迫る恐怖に怯えました。しかも予想外の失血死の可能性に

「えー!思ってたのと違う!違う!」

と、妙な気分になって居ました。

 

大量出血の原因は排便でした。

腫瘍が大きくなり4センチを過ぎた頃から排便が困難になっていきました。

7センチを超えた頃には、いくら力んでも出ない程になって居ました。

私の場合、腫瘍が直腸側に張り出して成長した為に、つっかえて出なくなってしまったのです。

 

なので、常に便を柔らかく維持しようと薬を出された2日後、便が腫瘍を刺激し、大量に出血し緊急入院に至りました。

 

 

出血量・生理の時とどの位違う?

1回の生理期間の(5日〜7日間の内)に出る経血量の正常な量は20〜140mlと言われています。

5日間でカップ半分位の量🥛

仮に、生理が5日間続くとして、1日あたりの経血量は、多くても1日だいたい30ml以内だそうなので、約その10倍。

本当に怖かったです。ただただ、それだけです。

 

2022年12月30日、救急車を呼んで来院する様にとの指示で119番に電話すること約1時間…

一度たりとも119番に繋がらず、結局両親が乗っていたタクシーに相乗りして病院に行きました。

コロナの患者が増えた時期+年末で、救急隊が出払ってしまって電話が繋がらない事態になっていたのです。(23区内)

私は、やたらめったら救急車を呼ばない様にしようと心に誓いました。

 

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につづく…。次回 【その2】

 

【プロフィール】

42歳、2022年秋に子宮頸がんステージⅢと診断される。骨盤内リンパ節2箇所に転移有り。

手術の適用外で、2023年1月から化学放射線治療(抗がん剤と放射線治療)根治を目指します。

プライベートでは2002年に一児を出産。現在独身。

【ブログ説明】

このブログでは、子宮頸がんになった時に起きた変化や、気づいた些細な事、又、初めての癌告知を通して知った事と、治療の事を記録しています。

【お願い】

『誰かの参考になれば…少しでも完治する女性が増えたら…1人でも安全に予防できたら…』

そんな願いを込めてブログを書き始めましたが、ブログの内容と症状を比べて安心せず、少しでも自分の身体に違和感や疑いを持ったら、直ぐに病院へ行って検査を受けて下さい。

躊躇する気持ちを押し殺して検査を受けて下さい。